わたしは、仕事をしながら、中長期投資もするので、世間では、いわゆる兼業投資家に割り当てられているのだと思います。
柔軟に思考を切り替えることができれば良いのですが、得意ではないので、幅広い思考で物事を考えると、精神的に不安定になります。
これは一体どのようなことを意味しているのか、最近いろいろな方々と会話して、理解してきました。おそらく、皆さんの中にも同じような経験をされた方はいらっしゃるのではないでしょうか?
以下の図は、自分なりに投資という市場に参加している方々を考え方によってマップにしてみた図です
左下の「ギャンブル」は投資ではないですが、目安としてプロットしています。
胴元が手数料を取るのでギャンブルにおいては、基本的にはマイナスサムゲームです。○○サムゲームの解説…
右上の中長期投資は時間を味方にして投資します。いわゆるプラスサムと言われ、市場が大きくなり、社会がそのサービスを受け入れることによって、結果、投資した企業が大きな利益を得ることができ、その一部が配当や株価の上昇によって、株主に還元することになります。
デイトレは個人の利益が優先され、ゼロサムのゲームの中の取引となります。
コモディティは、ファイナンス的なアプローチと考えてまして、例えばコロナが始まり原油が安くなった時期に将来の値上げに備えて先に買っておいて、値上げ分を節約するような意味合いと捉えています。
ちなみに、さまざまな投資スタイルのメリットとデメリットはこちらの動画を参考に。
図解を会社で働く仕事に置き換えると、このような図になるのだと思います
会社の中で働くと、職務上多くの方が左下の「目の前の仕事をこなす」こと、給料を上げようと思って左上の「スキルを磨く」方向で行動する方が多いのではないでしょうか?
仕事をする上で右下の「目の前のお客さん課題の解決」を意識する方は少なくないと思いますが、中長期戦略を企業が策定はしているものの、未来に向けた取り組みを意識するのは組織上も限られた部門や人が担当しているので、実際に労働力を提供して働いている上では、意識しづらいものです。
つまり、中長期投資と労働は、相反する2つの思考を日常生活の中で繰り返すので、体調を崩すのではないか、と思うわけです。
わたしの場合は、仕事においても、右下の未来の課題を解決することにフォーカスすることで、精神的安定性を保っています。
皆さんも、もしうまく両立ができない場合には、ケースバイケースで思考を上の軸で考え直してみたり、できる限り同じ軸で考えられるように持っていったりしてみては、いかがでしょう?