「ソーシャルレンディング」、「クラウドファンディング」、一度は言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?手軽に少額から始められるため、ついつい手を出してしまいがちですが、しっかりと投資のリスクやリターンを理解してから始めたいところです。投機とならないように注意しましょう。
ソーシャルレンディング
サービス概要
ソーシャルレンディングとは、貸し手と借り手をマッチングするオンラインプラットフォームを通じて、個人や企業に資金を貸し出す手法のことです。また、ピアツーピア(P2P)レンディングとしても知られています。この融資形態は、銀行などの伝統的な金融機関をバイパスし、これらのソースから信用を得ることができない人々のための代替手段を提供します。
サービスのリスク
ソーシャルレンディングには様々なメリットがありますが、一方で注意すべきリスクもあります。
ソーシャルレンディングのプラットフォームは政府のバックアップを受けていないため、借り手が貸し倒れになった場合、お金を取り戻せなくなるリスクが高くなります。
ソーシャル・レンディング・プラットフォームは、従来の金融機関と同レベルの詐欺対策がなされていない可能性があり、油断すると詐欺被害に遭う可能性があるということです。
どのような種類の融資でもそうですが、必ず調査を行い、評判の良い金融業者からのみ借り入れるようにしてください。さらに、契約前にローンの条件をよく確認するようにしてください。これらの予防策を講じることで、ソーシャルレンディングのリスクを最小限に抑えることができます。
代表的な提供事業者
企業に資金を貸し出す形で投資ができる貸付投資のサービスの提供事業者
マネーフォワード、ADワークスグループなど、上場会社も資金調達のために利用している。
楽天証券でも購入ができるようになりました。
【重大発表】
Funds、ついに楽天証券での販売連携を開始します!
記念すべき第1号ファンドは、なんとマネーフォワード様!日本を代表する成長企業にお金を貸して増やせます。※先行きの見通しが難しい不安定な時代だからこそ値動きのない「固定利回り投資」を選ぶ人が増えています。この機会にぜひ! pic.twitter.com/NmQxxdVRC3
— 藤田雄一郎@Funds CEO (@YYYFFF) September 15, 2022
Fundsの概要
クラウドファンディング クラファン
サービス概要
クラウドファンディングは、ソーシャルレンディングの一種で、個人や組織が少額の資金を多くの人から集めることができる。クラウドファンディングのプラットフォームは、通常、プロジェクト作成者がプロジェクトに関する情報を掲載し、資金調達の目標を設定し、支援者からの誓約を受け入れる方法を提供します。プロジェクトが目標金額を達成した場合、プロジェクト作成者は寄付金を受け取り、その資金をプロジェクトの資金として使用します。目標金額に達しない場合は、寄付金は支援者に返金され、プロジェクトの資金調達は行われません。
ちなみに、英語でcrowdfundingと表現し、群衆 (crowd) と資金調達 (funding) を組み合わせた造語です。
IaaS/SaaSもクラウドですが、こちらはcloudです。日本語だとカタカナでクラウドと書きますが、別物であることを理解しましょう。
サービスのリスク
クラウドファンディングのリスクの1つは、詐欺の可能性です。クラウドファンディングのプラットフォームは高度な規制を受けていないため、詐欺師が偽のプロジェクトを立ち上げ、疑うことを知らない投資家からお金を集めることが可能です。この種の詐欺は、詐欺師が偽の身分を作り、偽のウェブサイトやソーシャルメディアのアカウントを使ってプロジェクトを宣伝することがあるため、発見が困難な場合があります。
クラウドファンディングに関連するもう一つのリスクは、プロジェクトが失敗する可能性があることです。計画的で成功の可能性が高いプロジェクトもあれば、より投機的で資金調達の目標に達しないプロジェクトもあります。その結果、投資家が損をする可能性もありますし、失敗するプロジェクトが多ければ、クラウドファンディングのプラットフォームの評判を落とすことにもなりかねません。
最後に、クラウドファンディングは比較的新しい現象であり、まだ進化していることを忘れてはいけません。つまり、クラウドファンディングに関する規則や規制はまだ開発中であり、法律の改正がクラウドファンディング・プラットフォームの運営能力に影響を与えるリスクもあるのです。
代表的な提供事業者
Makuake(マクアケ)は、2013年8月のサービス開始後、1億円以上の調達で国内記録を樹立したバイクのプロジェクトや、ガジェット、ファッション、飲食店、日本酒、映画など多種多様なジャンルがある。同サービス上では「応援の気持ちを込めて購入する」ことを“応援購入”と表現している。
2019年12月以降、Makuakeは「クラウドファンディング」ではなく「アタラシイものや体験の応援購入サービス」を標榜しており、自社からの発信に「クラウドファンディング」という単語を用いていない。
利用のポイント
私自身も昔はソーシャルレンディングやクラウドファンディングを利用したことがありましたが、最近は利用していません。大きな理由は流動性です。一度購入すると途中解約ができないのが私にはネガティブでした。また、企業の資金繰りが悪化しすると金利入金が滞り原本も戻ってこない案件が出たためです。さらにその対応に長時間を要するため、時間効率が悪いと判断しました。
みなさんそれぞれ投資のスタイルがあると思うので、リスクとリターンを認識した上で利用しましょう。