2023年の投資振り返り:多角的なアプローチとその成果
日経平均と個人投資の対照的な成績
2023年、日経平均株価は顕著な28%の上昇を達成しました。
対照的に、私のポートフォリオは5%の増加にとどまり、市場全体との乖離を痛感しました。
特に大型株と投資信託は堅調ながら、成長銘柄や株主優待への投資が思うような結果をもたらさなかったのです。
投資信託へのコツコツとしたアプローチ
年間を通じて、アクティブファンドやAIを活用した投資信託に着実に投資。
市場の大局を捉えたバスケット投資は20%のリターンをもたらしました。
これは、日経平均の上昇には及ばないものの、リスク分散と安定した成果を意味し、私の投資戦略の重要な柱となりました。
ETFとテーマ株への挑戦
今年はETFを利用してテーマ株投資にも手を広げました。
コモディティや特定テーマに焦点を当てたこのアプローチは、新しい市場セグメントへのアクセスを提供し、私のポートフォリオに3%のプラスをもたらしました。
これらの小規模ながら戦略的な取り組みは、ヘッジ付き米国債への大規模な投資につながり、より幅広い市場理解へと貢献しました。
デイトレーディングへの挑戦
夏にはデイトレーディングにも手を出しました。
この過程で、個別銘柄の投資は大規模投資家の動向に左右されやすいことを痛感。
デイトレは大きな市場トレンドの時にのみ有効であり、不確実な市況下では避けるべきだと学びました。実際の取引では、機械的な判断が難しく、短期間での売買には高い技術と冷静な判断が求められることも実感しました。
個別株投資:大型株と株主優待
大型株に関しては、日経平均に比較的連動する傾向を示し、地銀や電力会社などの銘柄が良いパフォーマンスを達成しました。
一方、株主優待目的での投資は、優待の廃止により一部で大きな損失を被る事態に。
優待は投資判断の一要素に過ぎず、企業の基本的な価値に目を向けることの重要性を再認識しました。
成長銘柄投資:挑戦と反省
再生エネルギーやロボティクス、EV分野にも注目しましたが、株価が高騰している時期に購入した銘柄が後に下落。
この経験から、市場のタイミングを見極め、無理な高値での購入は避けるべきだと学びました。
また、愛着を持つ銘柄への過度な集中投資は避け、ポートフォリオ全体のバランスを重視するべきだという教訓を得ました。
今後の方針と目標設定
来年度は、今年の経験を踏まえ、さらに洗練された投資戦略を構築することを目指します。
年間20%の利益を目指し、72の法則に基づき、3~4年で資産を2倍にすることを目標にします。
投資は長期的な視野でアプローチすることが重要であり、例えば12年で8千万円への成長も夢ではありません。(年利20%だと、4年で2倍、8年で4倍、12年で8倍が期待できるため)
総括
この一年は、様々な投資手法を試した実験の年でした。
それぞれの投資から得られた教訓は、今後の戦略に役立てることができます。
投資は計画的に進めつつ、市場の変動に柔軟に対応することが成功の鍵となります。