社会は、イノベーションの連続です。最近では、テスラの電気自動車が印象的です。また、アメリカでは民間が当たり前のようにロケットを打ち上げ、先日は飛行士のいない民間人4人の宇宙旅行が実現しています。
次のイノベーションはなんでしょうか? 私は、今後VRの時代が近く当たり前になるのではないか、と感じてきてきます。
私がテクノロジーのトレンドを確認するのに参考にするのは、ガートナーの発行するハイプ・サイクルです。ハイプサイクルは最新テクノロジーとその状態を示しています。
新しいテクノロジーは黎明期->幻減期-> 啓発期-> 生産の安定期のプロセスを経て大量生産の時代になります。
また、マーケティングの観点で見れば、プロダクトライフサイクルにおけるキャズム(市場の13.5%の人が使うようになる)と、世の中への浸透が早くなります。
日本における未来志向型インフラ・テクノロジのハイプ・サイクル:2020年によれば、以下の通り。
この中で、かなり実際の活用が急激に浸透しそうだと感じるのが、AR/MR/VRの世界です。特にVRは上記に記載はなく、すでに生産の安定期に入ってきていると言えます。
世の中に受け入れられてきていると実感を感じられるトレンド動画
昔のVR機器は機器そのものにGPUを組み込むことができず、有線で接続せざるを得ませんでした。例えばPS4のPSVRなどです。
ケーブルを繋げるのが、複雑で、PSのカメラもセッティングしないといけないので、片付けやセッティングに手間がかかります。
一方、昨今はFacebookが開発するOculusなど、スタンドアローンで利用できる機器も登場してきています。
現在Facebookが毎月のように機能をリリースしており、機器がより小型化していくのも時間の問題でしょう。価格も3万円を切り、今後さらに購入しやすくなっていくことでしょう。
さらに、コロナにより、リモートワークが当たり前になる一方、ディスカッション、ブレストなどの会社の同僚とのコミュニケーションにおいては、対面の方が優れているように感じますが、VRが浸透すれば、このような課題も解決できるようになると考えています。
したがって世の中がVRにより、生産性が向上し、世の中がより便利・より未来へ進むものと考えています。
VRを支える上場企業は、どんなものがあるでしょうか?
・1つはプラットフォームを提供しているFacebook
先ほどご紹介の通り、VR機器Oculusを開発しています。
国内に目を向けると
・メタリアル
元々、翻訳技術を武器に商品を開発してきましたが、昨今は、DX、DRにも力を入れて、今年様々な商品をリリースしています。VRオフィス、Travel DX、Event DXなどです。自社でプラットフォームを開発するだけでなく、Oculusなどのプラットフォーム向けの商材にも力を入れてきています。
・gumi
gumiはゲーム会社ですが、次のビジネスとして、VR/AR/MR向けのベンチャーへの出資など、投資を増やしてきてきます。
次の未来を支える企業を発掘して、投資をしてみましょう。そして成長したら、世の中もよくなり、対価として配当金として少し金銭もいただけるかも?