株式会社は誰のもの?
株式会社は誰のものか、という議論は長い間存在し、すぐに解決する見込みはありません。
会社には、従業員、経営者、顧客、取引先、地域社会など、多くの利害関係者が関わっています。
株式会社は株主が所有している
株式会社は、株主によって所有されています。株主は会社の所有者であり、会社がどのように実行されているかに発言権を持っています。彼らは順番に会社の執行役員を任命する取締役会を、選出することができます。株主はまた、会社を売却するか、または他の会社と合併するかどうかなどの主要な決定について投票する権利を持っています。
たとえ株主が不誠実で不正を働いたとしても、株式を保有している限り、彼らは所有者(オーナー)であることに変わりはありません。
労働者の立場で会社の対応に不満がある場合の対処
もしあなたが労働者で、会社の対応に不満があるのなら、組合結成を検討してもよいかもしれません。労働組合を作れば、労働者は団結して会社と交渉し、労働条件や賃金を改善することができます。ただし、会社の最終的な意思決定者は株主であり、労働者のニーズに共感してくれるとは限らないことを覚えておく必要があります。
従って、会社の制度設計において不満が解消されない場合、最終的には、辞めて自身の合う会社に転職するなどしか解決策はなことになります。
逆に言えば、株主になれば、最終的な意思決定に関与し、利益が分配されることができるということになります。
それが上場株式を持っている意義です。
「労働力の対価の給料」か「株主への利益還元」
労働者は労働の対価として賃金を受け取リます。
上場株式を持つことは、株主/オーナーとして会社の経営に参画できる面白さがあるのです。
株主として、あなたは会社が獲得した利益のシェアを受ける権利があります。また、会社の問題に投票する権利を有し、あなたは配当金の支払いを受けることができます。
投資とは労働者と株主 両方の目線を獲得することにもなります。
上場株式を持つためには?
証券会社で上場株式を購入することができます。
提供する証券会社の例
昔と比較するとNISAの仕組みや手数料が一定額まで無料となるプランなどがあり、インターネットでリアルタイムで購入できるので、株式市場で投資する敷居はかなり下がってきています。
上場株式を持つリスク
ただし、株式投資にはリスクが伴うことを知っておく必要があります。例えば、株式市場には変動があり、株式の価値が上がったり下がったりすることがあります。
今後事業成長が見込まれる企業の株を安く購入することが、リスクを低減する上では重要になります。