ドンキホーテ騒動が発生しました。
ドン・キホーテは、majicaという電子マネーに対する特別なチャージキャンペーンを行いました。
このキャンペーンでは、majicaに10万円チャージするだけで、最大20%のポイント還元、つまり2万ポイントがもらえるというものでした。
当初の還元率は最大10%でしたが、急遽20%に引き上げられました。
キャンペーン突然の終了
このキャンペーンは予定よりも早く、2023年6月21日に終了しました。
【お詫び】
— 驚安の殿堂 ドン・キホーテ🐧 (@donki_donki) June 21, 2023
「majica・UCS超感謝祭 チャージ最大20%還元キャンペーン」終了のお知らせ pic.twitter.com/AEWQ86ZJ4N
主な理由は、majicaにチャージしたにも関わらず、ドン・キホーテでの買い物を行わないユーザーが多かったことでした。
twitterなどでは、majicaにチャージして楽天ギフトカードを購入する方法が話題となってました。
【ドンキに行くだけで2万儲かる方法】
— ゆな先生 (@JapanTank) June 21, 2023
6月15日〜6月30日までやっている以下の方法で2万儲かります。
(1)ドンキで電子マネーmajicaに10万円チャージする
(2)10万円のmajicaでドンキで楽天POSA(楽天ギフトカード)を10万円分買う
(3)楽天POSAを楽天キャッシュにチャージする… pic.twitter.com/JWKFwZ6ryb
この結果、キャンペーンは予想以上の反響を得る一方で、ドン・キホーテの売上には十分に寄与しなかったと考えられます。
本キャンペーンの本当の狙いとは?
このキャンペーンは、ドン・キホーテを日常的に利用しない人にも注目される一方、買い物は後でゆっくりできるという特徴がありました。
しかし、結果的には、ユーザーがポイントを得るためにチャージを行いながら、ドン・キホーテでの買い物を控えるという行動が見られたため、キャンペーンの早期終了につながったと考えられます。
パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスの概要と特徴
パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスはドンキホーテを傘下にもつホールディングスで上場会社です。
パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスは、M&A(合併・買収)を活用してビジネスを拡大しています。これにより、企業の多角化や市場シェアの拡大を図っています。
ディスカウントストア ドンキホーテをはじめ、総合スーパー事業 APITA、ピアゴ、海外リテール事業や自社開発商品などの幅広い事業を運営しています。
パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス業績の詳細
パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスの株価
2023/6/21までの株価の推移
2022年に1,500円近くまで下落し、そこから急激に株価を戻しています。
PBR 3.5倍前後、PER 22倍前後と、3倍近くの期待値を織り込んでいる状況です。
パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスの株主優待
毎年6月末日、12月末日時点の株主名簿にそれぞれ記載・記録された100株以上を保有する株主に電子マネー「majica」のポイント2,000ポイント分を「majica」アプリを通じて贈呈されます。
majicaはパン・パシフィック・インターナショナルグループで利用できる電子マネーで、使い勝手は良いですね。