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絶好調の株式市場で“あえて売却”した理由と、私が20%を目標にする理由

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こんにちは、節約投資ドットコムです。

今日は、お盆の真っ只中で株式市場が絶好調に盛り上がる中、なぜ私が一部を売却したのか。そして私がなぜ「年間20%」というリターンを投資の目標にしているのか。その背景をじっくりお話しします。

強気相場の中で「なぜ売るの?」と思うかもしれません。でも、そこには理由があります。今回は、市場の状況だけでなく、私自身がどのように投資対象を選び、どう考えているのかをお伝えします。

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私の投資設計と年間20%リターン目標について

私の投資方針の中心にあるのは「年間20%のリターン」という数字です。この数字は単なる願望ではなく、資産が倍になるまでにかかる年数から逆算しています。

年5%のリターンなら、資産が2倍になるのにおよそ14年かかります。年10%なら7年。年20%なら4年。年30%なら2年半。

私はこの中で「4年で資産を2倍にする」くらいがちょうど良い、と感じています。なぜなら、20%を超えるリターンを追いかけると、私にとっては、どうしても無理な投資をしてしまい、大損につながりやすいからです。経験的に言えば、30%や40%を狙う局面では、ハイリスクな銘柄やレバレッジに偏り、結局一度の失敗で帳消しにされる可能性が高い。だからこそ、20%は「現実的かつ無理のない居心地の良いライン」だと思っています。

そして、この考え方は「銘柄選び」にも直結しています。

私は、銘柄を検討するときに「年20%伸びるかどうか」とは直接考えません。むしろ「4年で株価が2倍になるか」という視点から逆算します。

例えば、今の株価が企業価値と比べて明らかに安すぎるケース。あるいは、この企業の成長スピードなら4年で売上や利益が2倍になるだろう、と想定できるケース。そうした具体的なシナリオに基づいて投資判断をしています。

もちろん、業種やカテゴリーによってスピード感は違います。成熟産業であれば緩やかな成長でも割安性に注目しますし、新興産業であれば将来の爆発的な伸びを見込むこともあります。ただ、どのケースでも「4年で2倍」という基準が、私の投資の“ものさし”になっています。

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今年は目標を達成している状態

そして、今年の相場。私はすでに年間20%を超えるリターンを得ることができました。つまり、目標はもう達成済み。

この時点で大事なのは「さらにリスクを取って上を狙うべきか、それとも一度冷静に調整するか」です。

私は後者を選びました。なぜなら、20%という目標を超えた後に無理をすると、過去の経験上、往々にして大きな損失を招くからです。

投資において「欲望を抑えること」は最大の課題のひとつです。利益が出ていると「もっともっと」となりがちですが、それを抑えるのが長期投資の肝だと思っています。

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お盆相場という特殊な環境

今回売却を決めた理由のもうひとつは「お盆」という特殊な時期です。お盆の期間は、金融機関や海外投資家が休暇に入り、市場は個人投資家中心になります。そのため、普段よりも値動きが偏りやすくなります。相場が過熱したり、ちょっとした材料で大きく上下したりしやすいんです。

そして、お盆が明けると再び金融機関や海外勢が戻ってきます。ここでリバランスや大きな売買が入りやすく、相場の空気がガラッと変わることがあります。

だから私は、「お盆はリスクを調整する絶好のタイミングだ」と考えました。

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市場の割高感とお祭り相場

さらに、今回の相場には「割高感」が漂っていました。

日本株は史上最高値を更新するほど強気相場でしたが、実際に企業の利益が急増したわけではありません。企業価値を大きく超えて株価だけが先行している印象を受けました。

たとえるなら、夏祭りの屋台で売られるリンゴ飴です。リンゴ自体の価値は変わっていないのに、雰囲気に押されて値段が2倍になっている。そんな状態です。

もちろん、その雰囲気に乗って楽しむのもひとつの戦略ですが、私は冷静に「これは少し高すぎる」と判断しました。

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実際の行動と両面待ち戦略

そこで私は、日本株のアクティブファンドを一気に売却しました。

ただし、すべてを手放したわけではありません。インデックスファンドや一部のアクティブファンドはそのまま残しています。

結果として、私のポートフォリオは「両面待ち」の形になりました。

もし相場がさらに上がれば、残したファンドで恩恵を受けられる。逆に下がれば、現金を再投入できる。どちらに転んでも対応できる戦略です。

これは麻雀でいう「両面待ち」。どちらの牌が来ても勝てる形にしておく。私は投資でもこの発想を取り入れています。

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ボラティリティと心の安定

投資を続ける中で、もうひとつ大事にしているのは「心の安定」です。

大きなボラティリティ、つまり激しい値動きは、利益が出ても不安になり、損失が出れば冷静さを失う原因になります。

だから私は、資産の増え方をできるだけなだらかにしたいと考えています。長期的に見れば、その方が精神的に楽で、持続可能だからです。

複数の仮説を組み合わせて、ある仮説が外れても別の仮説でカバーできるようにする。これはまるでサッカーのチーム編成のようなもの。一人のエースに頼るのではなく、守備や中盤もバランス良く配置してチーム全体で勝ちにいく。そんなイメージです。

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愛着を持ちすぎないことの大切さ

さらに意識しているのは「投資対象に愛着を持ちすぎないこと」です。

どんなに分析しても、株価を決めるのは市場です。自分の思い込みではありません。

だから私は銘柄ごとに投資金額の上限を決めています。愛着が出ても、ルールで冷静さを保つ。これが自分の心を守るための仕組みになっています。

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まとめ

今回の私の判断をまとめるとこうです。

目標の20%をすでに達成していたこと。そして、お盆という特殊な市場環境で割高感を感じたこと。これらを踏まえ、一部のファンドを売却してリスクを調整しました。

ただし、これはあくまでも私個人のアプローチです。リスクの取り方やリターンの目標は人それぞれ。ぜひ皆さんも「自分にとって心地よい目標はどこなのか?」を考えるきっかけにしていただければと思います。

ここで質問です。

皆さんなら、絶好調の相場でさらに攻めますか?

それとも一度立ち止まってリスクを調整しますか?

ぜひコメント欄で教えてください。

次回は、今回売却した資金をどんな局面で再投入するのか、その考え方をお話しします。どうぞお楽しみに。

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