アースインフィニティの株価がとんでもない値動きになっています。退場、追証などについてtwitterで騒がれています。
アースインフィニティの株価の値動き
370円程度の株価が、2,500円まで2月から徐々に上昇、そこから一気に900円台まで下落中です。
恐ろしいのはストップ安で値がつきづらいこと。利確ができないことにあります。
大きく資金を投じていたり、信用取引を行っていると、追証や最悪な場合、自己破産に至るリスクが生じます。
株式投資を始めることは簡単ですが、やはりこのようなリスクもあることを理解する必要があります。
PBRが恐ろしく高い
PBRは2500円まで株価が上昇した際には100倍を超えています。つまり、今の企業価値の100倍の期待値の状態とも表現できます。
個人的にはPBR2倍を超える株は相当な理由がない限り手を出しません。
それだけ株価が高騰していた状況だったのです。
巻き込まれないように予防する方法
予防方法には、以下のようなものがあります:
- ニュースの確認:仕手株について、信頼できるニュースソースから情報を入手することが重要です。ニュースに掲載されている情報が正確であるかどうかを確認することも大切です。
- 株価の分析:株価の変動について分析し、それが適正なものかどうかを判断することが重要です。株式市場に詳しい人にアドバイスを求めることも、投資判断をする上で役立ちます。
- 長期投資:長期投資は、短期的な株価変動に左右されにくいため、仕手株による影響を受けにくいと言えます。投資の目的や期間に合わせた投資戦略を考えることが大切です。
- ポートフォリオの分散:投資をする株式を複数の会社に分散することで、仕手株によるリスクを分散する
デイトレのリスクは?
個人的にはデイトレには参加していないので、こういう事態には巻き込まれませんが、デイトレに参加する人はこういうリスクもあることを理解しておいた方が良いですね…。
横軸を個人利益、社会利益、縦軸を時間・労働で分析すると、デイトレードは左下、個人利益×労働の枠組みで、ゼロサムに近い状態であることがわかりますね。つまり、デイトレードでは勝者がいれば、敗者もいることになります。ギャンブルのように仲介者がいないため、手数料は安いが勝ちにくいということが言えます。
一方、中長期投資は、右上の社会の利益×時間という枠組みの中で、プラス・サムの取引となります。時間を味方につけて社会に受け入れられた企業は、売上と利益を拡大し、その対価として株主にも利益が分配されます。したがって、割安で成長が期待できる企業に投資することで、大きなリターンが期待できるわけです。
したがって、ゼロサムやマイナスサムの分野よりも、長期的にプラスになるプラスサムの取引の方がリスクは低いように思います。短期的なリターンを求めれば求めるほど、リスク、すなわちボラティリティは大きくなり、個人的な利益へのこだわりが強くなるのではないかと思います。 この機会に、投資戦略の見直しをご検討ください。
デイトレードのような短期のトレードは、その日のうちに利益や損失を確定させて、翌日に持ち越さないことが必要ではありますが、ストップ安が続くと確定することができなくなります。そのようなリスクを理解した上で取引に参加すべきで、少額など負けても懐が大きく傷まないように、投資金額を調整する必要があります。
過去の類似株を振り返る ダブルスコープ ダブスコとも呼ばれる
2022/9頃まで右肩に上がっていた株が、急落。PBRで見ると、4倍を超えてから一気に1倍まで戻しました。
過去にもストップ安が連続しているケースもあるので、この機会に自身の投資のリスクの棚卸しをして、必要に応じてポートフォリオの分散と見直しを心がけましょう。