ますます円安が加速するドル円市場の為替相場です。
2024年2/26までの為替の推移
今年は、米国の利下げによる円高というアイデアもありましたが、実際は米国経済が堅調で、利下げ時期が遠ざかり、ますます円安にシフトしてます。
今後、引き続き円安が続くという可能性もありますが、米国が金利の引き下げに動くと円高になるリスクもあるので、そのリスクにどのように向き合うのか、今の時期に少し考えてみるのも良いかもしれません。
私は、2021年から大きく円安に変化したおかげて、米国に保管していた資金や投資が為替だけで50%も資産が増えてしまいました。
逆に言えば、円高になると、大きく資金が目減りする恐れもあったりします。
為替リスク への対応アイデア
為替レートの変動は、多くの要因によって引き起こされますが、特に国際的な投資において重要な役割を果たします。
円高が起こると、海外の資産の価値が減少するため、特に海外投資をしている方にはリスクとなり得ます。円高リスクに備える投資戦略には、以下のようなものが考えられます。
為替ヘッジ付きの投資商品を利用
為替変動のリスクを抑えるために、為替ヘッジを施した外国株式や債券の投資信託を選択することが一つの方法です。
為替ヘッジを行うことで、投資成果が為替の影響を受けにくくなります。ただしヘッジコストや手数料が高い点は注意が必要です。
国内向けの投資を重視
為替リスクを避けたい場合は、国内企業や国内不動産など、国内市場への投資を重視することも一つの戦略です。
国内市場に投資することで、為替の影響を受けにくくなります。
多通貨での資産配分
投資ポートフォリオを複数の通貨で分散することで、為替リスクを分散させることができます。
特定の通貨に依存しないことで、為替変動の影響を軽減することが可能です。
金や不動産などの実物資産への投資
金や不動産など、為替変動の影響を受けにくい実物資産への投資も、リスクヘッジの手段として考えられます。
これらの資産は、通常、通貨の価値変動とは異なる動きをするため、ポートフォリオの安定化に役立つことがあります。ETFだと少額から購入することが可能です。
為替予想に基づく投資
為替の動向を予想して、それに基づいた投資を行うことも一つの方法ですが、為替市場は非常に不確実で予測が難しいため、高いリスクを伴います。
専門的な知識と経験が必要とされます。
為替リスクに備えた投資戦略を選択する際は、自身の投資目的、リスク許容度、投資期間を考慮することが重要です。
また、為替だけでなく、その他の市場リスクも考慮に入れた上で、バランスの取れたポートフォリオを構築することが望ましいでしょう。
専門家と相談することも、適切な投資戦略を立てる上で有効な手段です。