GeForce Nowは、NVIDIAが提供するクラウドゲームストリーミングサービスです。
GeForce Nowの仕組みを簡単に説明させていただきます。
基本技術として、2つの仕組みを活用してサービスを提供しています。
- クラウドコンピューティング: クラウドコンピューティングは、インターネットを通じてリモートサーバーからコンピューティングリソースやデータストレージを提供する技術です。ユーザーは自分のコンピューターやモバイルデバイスでこれらのリソースを利用できます。
- ゲームストリーミング: ゲームストリーミングは、高性能のリモートサーバー上でビデオゲームを実行し、そのゲームプレイの映像をリアルタイムでユーザーのデバイスにストリーミングする技術です。ユーザーは自分のデバイスからゲームへの入力(例えば、ボタンを押すなど)を送信し、サーバーはその入力に応じてゲームを進行し、その結果を映像としてユーザーに送り返します。
これらの技術を活用することで、GeForce Nowは、ハイエンドのPCゲームをユーザーのデバイスがそれを直接実行する能力がなくてもプレイできるようにします。
具体的には、NVIDIAの高性能サーバーがゲームを実行し、その映像をユーザーのデバイスにストリーミングします。
ユーザーは、自分のデバイスでゲームの操作を行い、その入力はインターネットを介してサーバーに送られ、サーバー上でゲームが進行します。
これにより、高性能なゲームPCを持っていないユーザーや、移動中や異なるデバイス間でゲームをプレイしたいユーザーも、一流のゲーム体験を享受できます。
ただし、遅延などの問題を避けるためには、安定した高速インターネット接続が必要となります。
GeForce Nowのメリットとは?
ハイスペックのPCを自身で構築する事なく、サブスクで利用することができます。
また、ゲーム専用なので、チューニングの必要がありません。
わたし自身、ゲーム環境をAWS上に構築してみたこともあるのですが、チューニングが大変でコストも高くなり、諦めてしまいました。
画像転送してるだけなので、PCだけでなく、スマホやタブレットでもハイスペックな環境が求められるゲームが楽しめることができます。
SONY PS5やNintendo Switchなどのゲーム専用端末の価格は年々高額になってきているので、専用端末を購入するよりもサブスクの方が利用状態によってはコストを安く抑えられる可能性もあります。
GeForce Nowのフリープランとプレミアムプランの比較
GeForce Nowは、7/4より、ソフトバンク版は大きくその内容が改定されました。
プレミアムプランは、1,980円/月の価格設定が550円に改定され、フリープランの連続プレイ可能時間が1時間から30分へ縮小されました。要はゲームを本格的に利用するならプレミアムプランを契約せよ、ということになるわけです。
また、プレミアムプランはRTX が適用されます。RTXとは、レイトレーシングの有効化で、光の屈折や反射などを中心に、現実世界のあらゆる影響をコンピューターで計算することで、リアルな映像を作成する技術です。
実際に値段が下がったのでGeForce Now プレミアムに契約した感想
まず、待機時間がほとんどなくなりました。時間帯によるのだと思いますが、フリープランの時は待たされることが多かったですが、待機時間なくすぐにプレイを楽しめます。
さらに、プレイ時間が6時間まで拡大されたので、フリープランのように途中で強制終了というようなことがなくなりました。一方、自分の意思が強くないと、やめられなくなるデメリットがあります。
ゲーム専用ソフトもありますが、PCに移植されるゲームソフトも少なくないので、SONY PS5のような高額なゲーム専用PCを購入するよりも、ゲームを楽しむときだけサブスク契約した方がトータルのコストを抑えられるように感じます。これは、ゲームに捧げる時間によりますね。
1ヶ月単位で契約を解除することができるので、まずはお試しで試してみたら、いかがでしょうか?