「72の法則」とは、複利で投資した際に元本が2倍になるのに要する年数を概算するための便利な公式です。
この法則による計算は非常に簡単で、72を年間の利回り率で割るだけです。
この法則は完璧に正確ではありませんが、複利の影響を概略的に理解するのに役立ちます。
特に中〜低利回りの投資で有用です。高い利回りの場合、この法則は少し過小評価する傾向があります。
複利の頻度(年に一回、半年に一回など)によっても結果に差が出ることに注意が必要です。
たとえば、年間の利回りが10%の投資の場合、72 ÷ 10 = 7.2年で元本が2倍になることを示しています。仮に毎年20%成長しているとすると、72 ÷ 20 = 3.6年 で2倍になることになりますね。
なお、期待する利回りが高い場合、高いリスクを取っている可能性もあるので、投資する際は過度にリスクを取ってないか、確認することも大切ですね。