株の暴落の直撃を受けると、リスクを取りすぎてないか、投資に不安になったりします。本日は投資のポートフォリオについておさらいします。
ポートフォリオを１択に絞るメリット
ポートフォリオを１つに偏らせることには、いくつかのメリットがあります。
例えば、特定のセクターや資産に集中投資することで、その分野に対する深い知識や洞察を活かして高いリターンを期待することができます。
また、ポートフォリオが少数の資産に絞られるため、管理やモニタリングが容易になるという利点もあります。
少数の資産に集中することで、タイムリーな意思決定を行いやすくなるため、迅速な対応が求められる市場環境では有効です。
さらに、もしそのセクターや資産が大きく成長した場合、集中投資によってそのリターンを最大限に享受できるという点も見逃せません。
ポートフォリオを１択に絞るデメリット
一方で、ポートフォリオを１つの資産に偏らせることには大きなリスクも伴います。
最大のデメリットは、リスクが集中することです。
特定のセクターや資産が市場の不調や規制の変更によって大幅に下落した場合、ポートフォリオ全体に深刻な影響を与える可能性があります。
このため、投資の失敗リスクが高まります。
さらに、特定のセクターの動きを正確に予測することは非常に難しく、たとえその分野に精通していても、市場の変動に適切に対応できるとは限りません。
例えば、技術革新や突然の経済危機などにより、その分野の成長が止まる可能性があります。
また、他の資産やセクターが急成長した場合、その成長機会を逃してしまうことも、ポートフォリオを１つに偏らせることのリスクと言えます。
分散投資の可能性
こうしたリスクを軽減し、安定したリターンを狙うためには、分散投資が効果的な戦略となります。
分散投資とは、複数の異なる資産に投資を行うことで、リスクを分散し、市場の変動に強いポートフォリオを構築する方法です。
例えば、分散構成された投資信託を購入することで、初心者でも手軽に複数の資産クラスに投資が可能です。
また、ファンドラップのようなサービスを利用すれば、プロが複数のファンドを組み合わせて最適な資産配分を提案してくれるため、投資家自身が詳細なリサーチを行わなくても効率的に分散投資を行うことができます。
実際、私自身もSBIラップとTHEOを活用しており、これらのサービスは分散投資を手軽に実践するのに適しています。ただし、これらはNISAの適用外になるため、その点には注意が必要です。
自分で個別にポートフォリオを組む方法
もちろん、自分自身でポートフォリオを組み立てることも１つの方法です。
最近では、多様なETFや投資信託が存在し、例えば金や銀、プラチナなどの貴金属、ガスや小麦などのコモディティ、さらには債券にも手軽に投資できる環境が整っています。
このため、個人でも複数の資産クラスに分散投資を行いやすくなっており、自分の投資目的やリスク許容度に応じたポートフォリオを構築することが可能です。
ポートフォリオのバランスをどう取るかは、自分の投資スタイルや目標に応じて調整する必要がありますが、１つの投資のアイデアとなります。
