ビッグモーターで話題の中古車業界。帝国データバンクによると中古車販売市場の約15%がビッグモーターでシェアNO1でした。
業界動向サーチによると、中古車業界の売上高の順番は、IDOM、ネクステージ、ケーユーHDとなっています。
なお、各社ともにビッグモーターでも話題となっていた、中古車販売、車検、保険販売の業務も対応されているようです。
4社をbuffetcodeで調べてみました。
2022/07/31現在
時価総額 | PER | PBR | 利回り | 売上高 | 営業利益 | 営業利益率 | 当期純利益 | 純利益率 | ROE | 自己資本比率 | |
ビッグモーター | na | na | na | na | na | na | na | na | na | na | na |
IDOM ガリバー | 83,639 | 7 | 1.4 | 4.3 | 416,514 | 18,684 | 4.5 | 14,205 | 3.4 | 23.2 | 38.8 |
ネクステージ | 297,387 | 17.3 | 4.9 | 0.9 | 418,117 | 19,448 | 4.7 | 13,886 | 3.3 | 23 | 37.2 |
ケーユーHD | 39,694 | 7.1 | 0.7 | 4.3 | 153,346 | 9,685 | 6.3 | 6,697 | 4.4 | 11.6 | 71.2 |
ネクステージは、PBRが5倍近くあり、時価総額もかなり大きくなっています。
ケーユーHDの売上は他の2社と比較すると見劣りしますが、自己資本比率は71%と高いです。
調べてみると内部留保も少なくないように見受けられますね。
中古車業界への投資のリスク
今後の中古車販売業界としては、ビッグモーターを利用されていた顧客の動向、損害保険会社との癒着予防に向けた規制の検討、車検のあるべき姿、など、さまざまなことが今後議論されると思われます。
一方、インフレで物の値段が上がってきている状況においては、中古市場のマーケットの広がりは今後も続くと思われます。
人口減が続く日本において、長期的にはパイの取り合いに向かうでしょう。
このような状況において、さまざまなリスクもありますがポジな面もあるので、多面的な目線で投資先を検討したいところです。