新NISAが話題で、株式投資に関心を向けられることは、良いことだと思いますが、株一択の投資だと、株式市場が大きく下落した場合、資産を守れなくなる可能性があるので、注意が必要です。
年金の運用ってどうなってる?
日本の年金基金は、株式投資に限らず多様なポートフォリオを組んでいます。
2023年度第2四半期の資産構成は、国内債券が26.56%、外国債券が24.19%、国内株式が24.52%、外国株式が24.72%となっており、合計で2,238,965億円が運用されています
個人が分散投資するためには?
個人投資家にとっても、株式投資だけでなく、分散投資を行うことが重要です。
分散投資の方法としては、様々な金融サービスに投資する投資信託の活用が挙げられます。
これにより、リスクを分散しつつ効率的にポートフォリオを管理できます。
機械的に複数の金融サービスに分散してもらえる投資信託の活用
機械的に一定の割合で複数の金融サービスで運用している投資信託があるので、このような投資信託を購入することも、1つの方法です。
株式、債券、不動産、コモディティなど、異なる市場セグメントにまたがる多種多様な資産への投資が含まれることが多いです。
投資信託の選択にあたっては、ファンドが投資する資産クラス、地域分散、セクター分散などを確認することが重要です。
また、運用方針、手数料、過去のパフォーマンスなども考慮に入れると良いでしょう。
ロボットアドバイザーの活用
個人投資家が分散投資を行う際、ロボアドバイザーも有効な選択肢です。
主要なサービスの特徴は以下の通り
WealthNavi(ウェルスナビ)
- 手数料: 預かり資産の1%(3000万円超は0.5%)
- 特徴: リスクを抑えた資産運用、自動税金最適化(DeTAX)、無料診断やコラム提供
THEO(テオ)
- ユーザー属性に基づく最適プラン提供
- 国際分散投資でリスク軽減
- 最低投資金額: 10万円
- 投資対象: 世界約70国・地域、20,000銘柄以上
SBIラップ
- 手数料: 運用資産額に対して0.660%
- 特徴: AIによる正確な将来予測と冷静な投資判断、最低投資金額1万円、リバランス月1回
分散投資は市場の変動に強く、長期的な安定したリターンを目指す戦略です。
個人投資家は、これらのロボアドバイザーを活用することで、専門知識がなくても効率的に分散投資を行うことが可能です。
特に株式だけでなく、様々な資産クラスへの投資を考慮することで、より安定した投資結果を目指すことも大切です。